糖尿病の食事療法のヒント③ 偏食
こんにちは!かすけです。
本日も、続き、更新していきたいと思います。
<目次>
糖尿病の食事療法とは?
注意① 食べ過ぎ
注意② 間食
注意③ 偏食
糖尿病の食事療法とは?
まず、糖尿病とは端的に言えば、血糖値が下がりにくく、身体の代謝全体に異常を起こしてしまう病気です。原因は遺伝的な部分や手術による影響もありますが、生活習慣病のように日常生活の乱れからも発症してしまいます。
上がった血糖値を下げる「インスリン」という重要なホルモンが、肥満により効きづらくなる(=血糖値が下がりにくくなる)。あるいは、手術や遺伝的にインスリンが不足する、分泌されない(=血糖値が下げられない)などの理由が主な糖尿病発症までの原因とされています。
その中で、食事というのは血糖値を上げる力を持つ要素。
そのため、下げる力を持つインスリンの働きを邪魔したり、キャパオーバーをしないよう食べる量に気をつけることが食事療法の根本的な考え方となります。
インスリンの働きを邪魔する注意を3つ、今回は紹介します。
注意③ 偏食
前回①②でお話ししました、食べ過ぎと間食。この2つはとても重要な血糖値を乱す要素となりますが、③の偏食、これが①②を起こす黒幕であることが多いです。
皆さんも食べたことあるでしょう。この組み合わせ。
・おにぎり+うどん
・ラーメン+炒飯
・お好み焼き+やきそば
この組み合わせ、
偏食
です。正式には栄養素の偏食と言えるでしょう。
その他にも食生活の偏食として
・朝は食べない
・(仕事でやむなく)深夜に食べざるを得ない
なども偏食に当てはまると思います。
まず、栄養素の偏食。特に炭水化物on炭水化物は何が悪いのか?
それは、
間食に繋がりやすい
ということです。詳細には、炭水化物は見た目はボリューミーなのですが、比較的吸収が早い方です。そのため、食間が空き過ぎるとすぐに空腹感を感じてしまい目の前に間食があるとつい手に取ってしまうという流れが起こりやすいです。
他にも、炭水化物は血糖値に一番なりやすい栄養素と言えるためその食物を急激に摂ると血糖値が急上昇します。吸収が早いこともあり、血糖値が急降下するので空腹感を感じやすいとも言えます。
炭水化物on炭水化物はまず止めておくべき食べ方なので注意しましょう。
次に、朝食を抜くと何が良くないのか?これは、
昼夕の暴飲暴食に繋がりやすいこと
が厄介なところになります。
「朝食ってねぇし、昼にがっつり食べよう」とか、「昼少なかった分夜はしっかり食べよう」など、心理的にも夜に偏りがちな生活をする人間にとって、食べた後動きもせずすぐに寝てしまうところから、本当は朝に偏らせた方が行動との連携が取れていることになります。
血糖値にとっても、すぐ寝てしまうとなかなか下がろうとしない傾向があります。
そのため、夜にがっつり食べる人は特に朝方の血糖値が高く、朝の血糖スタートダッシュに先駆けてしまっているような状態なのです。
睡眠の質や太りやすさにも関わりますが、夜の食べ過ぎは身体には特に良くないのです。
以上の点より、偏食が食生活を乱す原因と黒幕となるため注意したいというところです。
次回は、①-③の注意を踏まえて、対応策を考えていきたいと思います!
有難うございました。