糖尿病食事療法〜対策編③ お酒や油物が好きな人へ
皆さんこんばんは!かすけです。
引き続き、糖尿病の食事療法で食べ過ぎを問題点としてしまう人への対策と考えです。
お酒
「夕食はお酒を飲んでいるのでご飯は食べません。」
お酒に関してこの言葉を最もよく聞きます。
結論、ご飯は食べた方が良いです。
お酒を飲んでもご飯を食べた方良い理由は
・お酒の栄養とご飯の栄養では比べ物にならないこと
・お酒を飲むためにご飯を食べていることが多く、塩分過剰になりやすい
・そもそもお酒の飲み過ぎで身体にわるい
血糖値のコントロールは一日3食を規則的に食べることが鍵であるとお話ししました。
お酒はよほどの自制心がない限りご飯もお酒も食べ過ぎ、飲み過ぎてしまう可能性が高いのです。
そのため、
・お酒はご飯と一緒に食べることであえてほどほどに抑える
・ご飯と食べておかずに偏らないようにする
・しっかり休肝日をつくる
というようにお酒を多く飲む人は
飲まないという日の自分をコントロールできるようにしないといけません。
又、お酒はエンプティーカロリーと言い、”カロリーはない”ような表現をよく耳にしますがこれは大きな間違いです。
エンプティーなのは栄養素のことです。
そのため、ご飯と比べることがそもそもの間違いです。
”糖質だけ”に焦点を当てればウイスキーや焼酎は糖質は0ですし、ビールやワインとしてはご飯の代わりのような存在になります。
しかし、それ以外は全くご飯などの食事には勝てていないことを知っておいてください。
又、アルコールにはカロリーがあります(1g=7kcal)。そのため、糖質0だけを宣伝しているお酒はカロリーがあります。これはもちろん、血糖値や体重に影響しますので要注意ですね。
お酒の知識は、健康な人も同じです。
血糖値を下げる力やちょっとの不規則な生活に身体が今は耐えられているだけで、年齢を重ねると必ずと言って良いほど何か不都合な理由になりえます。
かすけはお酒のコントロールができなかった人を本当にたくさん見てきました。
本当に悲惨な結果もありました。
なので、糖尿病の食事療法に関わらずお酒の飲み過ぎには注意すべきなのです。
実際かすけはお酒が大好きです。
ですが、次の日仕事の場合、休日以外は飲まないなど決め事はしっかりしています。
是非、お酒に生活自体を飲み込まれないように注意してください。
油物の食べ過ぎ
これは一番わかりやすい事柄ですね。
単純に油物はカロリーが栄養素の中で一番高いのです。
1g=9kcalと栄養学を学ぶ際一番最初に習います。
ちなみに次いでアルコールが1g=7kcal、糖質・タンパク質が1g=4kcalとなります。
なのでカロリーオーバーだと思う人や糖尿病の食事療法について初めて習う人は油と糖質が敵だと認識します。
しかし、決して油物を食べてはいけないというわけではありません。
確かに、油物はカロリーが高く、吸収も遅いで血糖値が下がりにくいなど短所はあります。
しかし、満足感が高く、お腹もちが良いとも言えるのです。
そのため、適度に一日の中で油物を入れることをかすけは糖尿病の人にも薦めたりします。
もちろん、その人の中性脂肪等検査値を確認した上です。
病院では、この検査値を見て判断できるというのが重要な点ですが、それはまた今度。
なので、「昼にカツ丼に食べたい!と思ったなら食べても良いと思います。でも、夕食は少しカロリーを抑えて野菜中心にしよう」など計画を持って油物を食べることをおすすめします。
以上、5つの対策でした!
是非、試してみてください!!
次回は間食についての対策を書いていこうと思います!